Synthesizer V Studio 2 Pro 2.1.0 アップデート

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「Synthesizer V Studio 2 Pro 2.1.0」をリリースしました。

バージョン 2.1.0では、Pro Tools 向けに Audio Random Access (ARA) プラグインを導入しました。ARAを通して、Synthesizer V Studio 2 Pro は Pro Tools のプレイバックをコントロールし、テンポの変化をシームレスに同期させ、さらに Pro Tools 内のオーディオクリップとノートグループをリンクさせることができるようになりました。ボーカルの編集は作編曲の一部として合理化され、より効率的で直感的な編集が可能になります。

また、ピアノロールにおけるスマートピッチ編集ツールを改善。ドラッグで任意の範囲を選択すると、ピッチカーブに沿って自動的にコントロールポイントが生成されます。ドラッグで選択した範囲内で、ピッチベンドやビブラートの深さと速度を素早く調整できます。

 

Synthesizer V Studio 2 Pro 2.1.0 へのアップデートは、ソフトウェアを再起動後に表示されるポップアップの手順に従ってください。

進化するSynthesizer V

「Synthesizer V Studio 2 Pro」では、より人間らしい歌唱を実現するため、バージョン1よりさらに高度なダイナミクス表現を実装し、様々な歌唱表現を実現する最新エンジンを搭載いたしました。また、さらなる品質向上を追求し、少ない操作で、より直感的にイメージした通りに編集できるように操作性を改善しています。

Synthesizer V Studio 2 Pro & 歌声データベースを今すぐ始められる無料トライアル版

Synthesizer V Studio 2 Pro を初めてご利用の方、また Pro Tools ユーザーの皆様は、無料体験ページより14日間の無料トライアル版をダウンロードできます。

*一部を除く歌声データベース、またPro Tools内でARAの使用も体験可能。

Synthesizer V Studio 2 Pro バージョン 2.1.0 をインストール後、Pro Tools内でARAをご使用の場合は、以下のチュートリアルをご参照ください。

Syntheizer V Studio 2 Pro、全ての歌声データベース、Vocoflexは、AHSダウンロードにてお買い求めいただけます。*お得なバンドル版もご用意しています。

リリースノート

Synthesizer V Studio 2 Pro 2.1.0 (2025年6月17日)

 

新機能

スマートピッチ編集ツールを改修しました:

– 範囲選択時にピッチカーブを自動的にトレースし、一時的なピッチ制御点を作成します。

– 複数の制御点を選択しているとき、選択範囲全体を拡大・縮小できるリサイズボックスが表示されます。

選択したノートを右隣に複製するショートカットを追加しました(デフォルトではCtrl/Command + Dキー)。

Alt/Optionキーを押しながら選択したノートやノートグループをドラッグすることで、任意の場所に複製できるショートカットを追加しました。

再生バーの位置を一小節分移動するショートカットを追加しました(デフォルトでは左右矢印キー)。

ピアノロールに、グリッドへのスナップのオン/オフを切り替えるボタンを追加しました。

マウスのミドルボタンを押し込みドラッグすることでスクロールできるようになりました。

ノートを作成または移動するとき、サイン音を鳴らす機能を追加しました。

Pro ToolsでのフルARAモードに対応しました(Pro Tools 2024.10以降のバージョンが必要です)

オーディオのテンポを検出し、拍のグリッドを表示する機能を追加しました。

 

動作変更

ノートを「1 オクターブ上げる/下げる」コマンドのデフォルトのショートカットキー割り当てをCtrl/Command + 上下矢印キーに変更しました。

ソフトウェアを新規にインストールするとき、「一時停止したとき再生位置を戻す」設定のデフォルト値をオンに変更しました。

再生バーを動かすときグリッドにスナップするようになりました。これは設定パネルでオフにできます。

重なっているノートの色を調整しました。

ノートの歌詞を編集中にスペースキーが押されると、次のノートの歌詞に移動するようになりました。これは設定パネルでオフにできます。

自動バックアップされたファイルを保存日時ごとに分け、累計7日間分保持するように変更しました。

 

機能強化

トランスポートエリアでテンポの表示部分を上下にドラッグすることで、テンポを変更できるようになりました。

トラックエリアとピアノロールにおいて、スクロールバーが見やすくなるよう改善しました。

ピアノロールのグリッドを見やすくなるよう調整しました。

フルARAモードにおいて、プラグインウィンドウの縦幅が狭いときメニューバーを折りたたんで表示するよう変更しました。

隣接するノートの間に短い隙間があるときの表示を変更しました。

歌詞に合わせて自動的にノートグループの言語を選択する機能を、設定パネルでオフにできるようになりました。

ツールやサイドバーをマウスオーバーすることで説明をポップアップ表示する機能を設定パネルでオフにできるようになりました。

ノートの上に表示される音素欄に音素として使用できない文字が入力されているとき、警告が表示されるようになりました。

プロジェクト読み込み時のARAプラグインの挙動を最適化しました。

スマートピッチコントロールをサポートするようにスクリプトバインディングを更新しました。

 

修正

ノートグループをトラックをまたいで高速で移動しようとするとクラッシュする不具合を修正しました。

macOSにおいて、Ableton Liveでプラグインをロードする際にクラッシュすることがある不具合を修正しました。

歌声データベースのファイルが破損しているときクラッシュする問題を修正し、エラーメッセージを表示するようにしました。

REAPERにおいてプロジェクトのスタートタイムまたは小節が0以下だった場合、クラッシュしたりタイムラインがずれたりする不具合を修正しました。

ノートが選択された状態で新規プロジェクトを作成しようとするとクラッシュする不具合を修正しました。

「他トラックのノートを表示」オプションがオフになっているとき、ノートグループを別のトラックに移動しようとするとクラッシュする不具合を修正しました。

Windowsにおいてプログラム終了時にクラッシュが発生し、データが損なわれていなくても自動バックアップダイアログが表示される不具合を修正しました。

ノートグループの作成や削除などの操作を「元に戻す/やり直し」したときにクラッシュすることがある不具合を修正しました。

macOSにおいて、インストール時にスタンドアロン版のチェックを外してプラグイン版のみをインストールしようとすると正常にインストールされない問題に対処するため、常にスタンドアロン版がインストールされるよう変更しました。

Studio One 6以降で保存したプロジェクトを開くとき、ARAプラグインの出力チャンネルが別のトラックにルーティングされる不具合を修正しました。

歌詞に「ゑ」や「ゐ」などの文字が含まれるとき、レンダリングが停止する不具合を修正しました。

ノートグループが別のグループとリンクしているとき、スマートピッチコントロール機能を使用すると動作が遅くなる不具合を修正しました。

Windowsにおいて一部の環境でログインと歌声データベースのダウンロードに失敗する不具合を修正しました。

Windowsにおいて、スタンドアロン版の起動に時間がかかる不具合を修正しました。

手入力された「cl」音素で始まるノートがレガート [-] に続くとき、レンダリングされない不具合を修正しました。

保存済みのプロジェクトファイルをダブルクリックで開いたときやプラグインが使用されているDAWプロジェクトを開いたとき、パラメータパネルでボーカルスタイルが選択できない不具合を修正しました。

一部のDAWにおいて、保存せずにプラグインを終了すると自動バックアップされたファイルが意図せず削除される不具合を修正しました。

ノートグループの作成やオーディオのインポートを「元に戻す/やり直し」したとき、その前の編集操作も一緒に元に戻る・やり直される不具合を修正しました。

再生中にメトロノームをオン/オフしたときリアルタイムで反映されない不具合を修正しました。

グループ内のすべてのノートを削除したとき、レンダリングされたオーディオのキャッシュがリセットされない不具合を修正しました。

AIリテイクの表示/非表示を切り替えるボタンが機能しておらず、AIリテイクウィジェットがノートの下に常に表示されてしまっていた不具合を修正しました。

Windowsにおいて、VST3プラグインでツールチップの位置がおかしくなる不具合を修正しました。

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